なまらウマいぞ北海道-こんぶログ

宗谷管内の検査員歴6年目

2021/05/19
あらパパさんの叫び 0
2016年の春、ミツイシコンブの生産地であった日高管内から、リシリコンブの生産地である宗谷管内へ赴任し6年目の春を迎えました

宗谷管内のコンブを生産する漁協は、枝幸、猿払村、宗谷、稚内、利尻(鴛泊・鬼脇・沓形・仙法志)、香深、船泊と7単協あって、7月の中旬から昆布製品の説明会が始まり、8月はお盆過ぎから10月いっぱいまで昆布製品の検査が忙しくなります

2016年の赴任当時は、稚内を本拠地として製品の指導と検査格付を行っていたので、車で数十分から2時間ほど、またはフェリーで2時間ほどかけて各漁協へ伺っておりました
しかし、経費や人員の削減から2019年の春に事務所を札幌の本所へ移転
それからは、車で6時間ほどかけてそれまで根拠地であった稚内まで移動するという、かなりハードな環境があります

宗谷管内のリシリコンブの生産量は、北海道全体の生産量を100としたら6
昆布検査員の実働人員(事務担当・新人は除く)は現在17名なので、宗谷管内に配置できる人員は計算上1名になります
だけれど、たった3か月で北海道全体の6%の生産量を1名でこなすのはかなり厳しい環境になります

各漁協さんの理解と協力は当然にお願いしなければならないのですが、担当するあらパパさんの覚悟と意識の切り替えがなくては、これからやってくる繁忙期をスムーズに消化することは難しいです
そういった中で
どうしても2班体制が必要であったり、他の漁協の日程と重なってしまい対応しきれない場合は応援を要請します

応援は宗谷管内の検査員経験者であれば即出動は可能(日程の調整は必須)
ちなみに、宗谷管内の検査員経験者は現在、本所に2名、浦河3名、根室1名が在籍してます
そして、今年はさらにNew Faceが増える予定なので、あらパパさんを除いても宗谷管内の検査員経験者は7名になる!!

なんとも頼もしい

北海道全体の生産量もそうだけれど、宗谷管内の生産量が今後どのように推移するのか…、今の業務環境は正直なところベストとは思えないので、今後も色々と考えて整理していかなくてはならないでしょうね

・宗谷管内の担当者の高齢化
・移動距離が長すぎる
・拘束時間が多くても時間外はつかない
・休日返上
・本所業務と検査事務所の兼務
・壮大な自然環境
・観光ができる
・食べ物がおいしい
・日本一高価なリシリコンブの入手が容易

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昆布のスペシャリストあらパパさんは、原点に戻り改めて昆布についてを学び直しています
昆布製品の6次産業化、製品のアイディアなど品質面でのこだわりや管理
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