なまらウマいぞ北海道-こんぶログ

漁業継承(仕事を続ける)に一番大事で重要なこと

2018/01/24
こんぶの産地 0

 重さを選り分けるタイプの選別機は、既に導入され仕事の効率化を図っている漁業者はここ数年多くなってきています。特に道東の方で。

 重さの制限が重要な規格であれば、仕事の効率化も図れますが、色や白粉、厚みや傷などが選別の重要点となると、仕事の効率化を図ることは難しくなる。

 

 そこで、新たな進化系の選別機が開発されているようです。

 先日、日高方面の方のFBで発見しちゃいました。


 色の変化を分別できるという改良機の昆布自動選別機らしいです。

 モニターの項目をみると『白粉』とか『水あか』と表示されていますね。 昆布自動選別機180124 

 世の中、単純な作業だけでなく、高度なことでさえ人工知能を搭載した機械に代わる時代になってきましたから、様々な事が可能になってきているのでしょうね。

 全てを網羅した昆布の選別機が出来上がると、昆布の検査を行っているあらパパさん達の役目は終わり、機械にとって代えられるかもしれないと、世間では言われています。


 昆布の選別機云々だけでなく、昆布を採る漁師でさえ機械に代わると言われている現代ですから、検査する人間なんてアッと言う間なんでしょうね。

 

 さてさて、ここで質問です。


 昆布漁を継承してもらう環境や、継承された若手漁業者を育成するために、一番大事で重要なことは何んだと思いますか?

 

 自動選別機を開発すること?

 規格を簡単にすること?


 これらも当然大事なことなんだけど、もっともっと根本的な部分です


 漁業者だけでなく、あらパパさん達サラリーマンにとってもです。

 

 それはさ、とても単純なことなんだけど、頑張った人は頑張らない他人よりも、頑張った分だけ良いことがあることです。

 もしそれがなければ、誰も頑張らなくなるし、ヤル気もおきなくなるんだよ。

 

 頑張ってとった(とれた)分、頑張ってとらなかった(とれなかった)他人より、良いことがあるから頑張ってとるのが漁師。これが基本の考えであり頑張る意欲に繋がる。


 さらに昆布漁業は、とるだけでなく、とったモノをとった漁師が製品化するので、製品に対しての検査(等級)だけでなく、製品を作る上での様々な努力(環境)をどう評価できるかが一番大事で重要ことになると、あらパパさんは思うわけさ。

 

 頑張って作った分、頑張って作らなかった他人よりも良いことがなくてはならないのだけれど、昔々のそのまた昔から、この部分はいくら頑張って作っても、認められることは殆どないのが現状。このままでは、頑張る人も増えないし、頑張って作った人は、頑張って作ったモノを認めてもらえるところへ売ってしまうだけ。


 いやいやそうでねぇ~と否定する前に、自分に置き換え〝真剣に考えて〟ごらん!

 そういった行動も当たり前で仕方のない事だと気付くはず。

 

 地域では色々とご意見も挙げられているのですが、そろそろ提案だけでなく、実際に行動しないとダメだべね。

 

 生産者個々の生産を止めて共同にすることができれば話は別だけれど、それができなければ漁業者個々の生産意欲を上げ、出荷したくなるような何か手立てが絶対に必要だ。

 

 あらパパさんの提案の一つには「漁業者の差別化(分別化)」っていうのもあるのだけれど、まだまだブログに掲載できる内容ではないような気がする。

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